自殺予防啓発にかかる県民の皆様への知事メッセージ

2023年7月の警察庁の自殺統計(暫定値)によると、本年1月から7月までの間、全国で12,740人、愛知県では703人の方が亡くなられています。自殺の背景には、失業、倒産、多重債務、過労や孤立などの社会的要因が複雑に絡み合っているといわれております。

子どもたちへ

多くの学校では9月1日から新学期が始まります。

こころが苦しくてたまらない、どうしていいか分からないときは、一人で抱え込まず、御家族や先生、周りの友だちなど、信頼できる人に、気持ちを話してください。周りの人に話しづらいときは、相談窓口もあなたに寄り添ってくれます。SNSや電話による相談窓口も複数あります。あなたのつらい思いを受け止め、味方になってくれる信頼できる大人は必ずいるはずです。

つらく苦しい思いをされている方へ

一人で、苦しい思いを抱え込まず、御家族や友人、職場の仲間など、あなたが信頼できる方に気持ちを伝えてください。

身近な人に話しづらい、あるいは、話ができる人が周りにいない方は、県やお住まいの市町村の相談窓口に相談してください。

県では、SNSや電話での相談窓口を設置しています。また、精神保健福祉センターや保健所で相談をお受けしています。

あなたは決して一人ではありません。あなたのつらい思いを打ち明けてください。あなたからの相談をお待ちしています。

全ての県民の皆様へ

 「眠れない」、「食欲がない」など、いつもと違う何らかのサインを発している方があなたの周りにいれば、声をかけて、「心配している」の気持ちを伝えてください。

2023年8月28日   愛知県知事 大村 秀章